ながちの場合

【基本データ】

    編入先 人間発達科学科 成人学習論コース

    出身 私立K女子大学 現代社会学部 現代社会学科

2年次まで在籍)

 

【編入のきっかけ】

    前大学での学生生活について

 

 

    どうして編入しようと思いましたか?

 

 

    編入を志望するに当たり、周りの反応はどうでしたか?

始め、親はあまり賛成してくれなかった。

しかしそこを説き伏せ、1回限りのチャンスという条件付で許可を得た。

その後は「頑張るなら応援する」という形で、メンタル面で随分世話になった。

友達には殆ど内緒にしていたので、後ろめたさが残った。

 

【受験勉強】

    志望先の選考方法

編入学案内雑誌やリクルート進学ネットで探した。

成人学習論コースは日本で唯一つの分野だったので、

真っ先に興味が沸き、すぐに志望先に決めた。

 

    塾などに通いましたか?

YES。京都にある編入学専門の予備校。

受験のちょうど1年前から英語を習い始め、

半年前から小論文も始めた。直前には面接指導も受けた。

 

    自分なりの勉強スタイルについて

家や図書館などの静かな環境では勉強ができない性質で、

わざわざ街中のカフェやファーストフード店に出向いて、

飲食しながら毎日10時間ぐらい滞在していた。。。

今思えばかなり迷惑な客だったと思う。

 

    勉強方法

[英語]

私は極度に英語が苦手であったので、毎日少しずつでも英文に触れるように努力した。

受験の1年前から編入予備校に通い、高校英語の文法から長文読解までを一通り復習した。

 また、コンソーシアム京都の編入学試験対策の英語特講を受講し、

 様々な大学の編入過去問や院試過去問をひたすら解いた。

どこに行くにも英単語帳を手放さないようにし、暇さえあれば眺めたり、

下記に挙げるテキストでかっこいい和訳が付けられるよう訓練した。

毎日、単語のゴロ合わせを考えることに余念がなかった(笑)

 

[小論文]

もともと文章を書くのが好きで、小論文に関しては問題ないと思っていたのだが、

いざ書いてみると、驚くほど時事問題に疎く、

課題文に対して文章にできるほどのネタを持ち合わせていない自分に気付く。

結局、受験の半年ほど前から編入予備校の小論文講座をマンツーマンで受けるようになった。

1000字につき90分を目安に、週1〜2本のペースで書き、

その度に先生に添削していただいて、その問題について意見を交し合った。

それと平行して、ネットで色々な記事や論文を読んで知識を増やしていった。

 

[専門科目]

一番付け焼刃であったように思う。勉強しようにもやり方が分からず苦労した。

取り敢えず、図書館で関連のありそうな本を片っ端から借り、

それを自分なりにワードでまとめ上げて、プリントの束を作った。

どこに行くにも持ち歩いて、繰り返し読んで頭に入れるようにした。

しかし自分の興味のある分野なので、苦にはならなかった。

 

[口頭試問]

面接といわれるものをそれまでにも数回経験していたので、

多少のノウハウは掴んでいるつもりだった。

だがあがり症なので念には念をと思い、どう突っ込まれてもいいように、

志望理由書に書いたことの分析から始めた。

次に、自分の性格や趣味などを振り返り、自己分析も進めていった。

塾でも数回模擬面接を行って下さったので、ある程度の度胸はついた。

 

    オススメの参考書類

『基礎英文解釈の技術100』桐原書店

 

【受験】

    他大学受験はしましたか?

YES。既に1校不合格を出していた。

他に3校出願していたが、先に第一志望の神大に合格したので受験しなかった。

 

    発達科学部の編入試験会場の雰囲気について

家を出るのが少々遅れたため、

会場に着いたときには殆どの受験者が廊下に待機している状態で、

その数の多さにかなり気後れした。

重々しい雰囲気で単語帳ばかり見つめている人もいれば、

友達同士で来ていて余裕そうに歓談している人もいた。

普段着の人が多い印象を受けたが、同じ日に面接を控えている人は大方スーツだった。

 

    発達科学部の編入試験問題の印象について

[英語]

 

[小論文]

 

[専門科目]

 

    口頭試問でのエピソード

 

 

【合格発表】

    合格したときの周りの反応は?

親をはじめ、塾の先生など、みんな自分のことのように喜んでくれた。

また、周りの友達にカミングアウトした際も同様に喜んでくれ、

長かった苦しみから解放された思いでいっぱいになった。

 

    (複数校合格していた人・他にも受験校を抱えていた人のみ)

最終的に神戸大学を選ぶ決め手となったものは?

神大は第一志望ではあったが、自分の実力から鑑みると挑戦校であったので、

正直まさか本当に受かるとは思っていなかった。

だから合格を決めた際、入学に何の迷いもなかった。

 

    合格してから入学までの間、何をして過ごしていましたか?

授業を大分減らし、アルバイトに精を出していた。

合宿で免許を取りに行ったり、友達との思い出作りに旅行に行ったりと、

残り少ない京都での日々を謳歌していた。

 

    入学に際して不安に感じることはありましたか?

毎日が不安だった。入学後、授業にちゃんとついていけるのだろうか、

単位はどれぐらい認定して貰えるのだろうか、2年後にきちんと卒業できるのだろうか…

とりわけ、すぐに友達ができるのだろうかという不安が一番大きかった。

今となっては杞憂である。

 

【入学後】

    どのくらい単位認定されましたか?

64単位(最大認定)

 

    編入して良かったこと・嫌だったことは?

[良かったこと]

自分の本当にやりたい学問を学ぶことの喜びを知ったこと。

学校・学部・学年・性別を越えて、様々な友達ができたこと。

自分の将来を真剣に考えるようになり、人生の視野が広がったこと。

震災を機に離れてしまった神戸に10年振りに帰ってくることができたこと。

[嫌だったこと]

以前の大学で2年間かけて稼いだ120単位弱が、編入後64に減ったこと。

サークルでは新入生(1回生)扱いされるので、

同学年の3回生や年下の2回生との関係が微妙であること(笑)

 

    編入して差別や不利だと感じたことは?

私はいわゆる“編入生差別”というものを経験することなく、すぐに周囲に溶け込めた。

しかし特別扱いがないのを喜ぶ一方で、やはり新入生であることに変わりはない。

入学当初のまだ右も左も分からない頃から、

何でも他の3回生と同じように扱われるのは正直しんどかった。

 

    編入して有利だと感じたことは?

前の大学で培った知識も生かせること。

与えられた問題に対し、他学生とは異なったアプローチの仕方ができる。

一挙一動が何かと注目されるので、時に大変な思いもするが、

その分先生方にも注目して貰え、貴重な仕事を任せて頂けることもある。

 

    実際に編入してみて、イメージと食い違ったことは?

 

 

 

    編入生として心掛けていることは?

 

 

【その他】

    編入に関する軍資金の調達方法

 

 

    受験勉強のモチベーションの上げ方は?

 

 

    編入学を目指す人に、成功するコツ・メッセージをお願いします。

何よりも情報収集の力の入れ具合が合否を分けます。私はネットを駆使しました。

また希望する学科の教授がどのような研究をされているのかを把握するために、

図書館で紀要などを探して読むことも大切です。

 

大学は今、新しい風を吹き込んでくれる人材を求めています。

だから「この学校を活性化させるのは何を差し置いても私だ!」

ぐらいの強い心意気で受験に望んでください(笑)

強気こそが成功のカギだと思います★☆

 

 

以上 おつかれさまでした。